▼WHISKY かく語りき。 | vishuに酔いしれ!

▼WHISKY かく語りき。

■結構、すてたもんじゃないんだって。

私の本職は、ハードリカー&リキュール。
これからしばらくは幾つかの話に分けて
ウイスキーの紹介をするゾ!実は、結構
ウイスキーを「飲めない」「嫌い」という
人がワシの周りには多いのだが、そんなに
毛嫌いしないで欲しいゾ!昔々、ワシも
日本酒が大嫌いだったのだが、ある店で
(名前は忘れたが)純米大吟醸を飲んで
「えッ!?これってホントに日本酒なの?」
と思うくらいウマイ日本酒に出会った経験
があり、それ以来吟醸系のヌル燗、冷は
たしなむようになった。日本酒もウイスキー
もその匂いが独特で敬遠されがちだが、
同じ酒の分類でも、おおよそ想像していた
ものと違うウイスキーがある事をもっと
たくさんの人に知って欲しいんだがね。

さてさて、本章。



■まずはウイスキーの歴史から出発しよう。


<ウイスキーの誕生>
ウイスキーとは、麦芽や穀物を糖化、発行させた後蒸留し、樽熟成
をさせた酒の総称であり、「蒸留酒」の一種。
しかし、その誕生時には樽熟成はされていなかった。現代的な
琥珀色のウイスキーが飲まれるようになったのは19世紀になった
からなのだ。

歴史上、最初に文献に現れるのが12世紀のイングランド。
この中で「アクア・ビテ」(生命の水)と呼ばれていた
酒がウイスキーの前身だったと考えられている。
その後15世紀末にはスコットランドで蒸留が行なわれて
いた事も明らかになっている。ただし、実際に「ウイスキー」
という言葉が文献に登場するのは18世紀になってからだった。


<現代のウイスキー>
現代では、世界各国で様々な種類のウイスキーが生産・販売
されているが、知名度・生産量で世界の5大ウイスキーと
呼ばれている物が中心に酒屋やbarで提供されている。

・アイリッシュウイスキー
・スコッチウイスキー
・アメリカンウイスキー
・カナディアンウイスキー
・ジャパニーズウイスキー

大まかに生産年代順に並べている。それぞれの誕生過程に
おいて、様々な歴史的要因や偶然がかさなり、きわめて
特徴的なウイスキーが数多く生産されている。「バーボン」
や「シングルモルト」はこれらの1つの生産地呼称・方法
にすぎない。


<まとめ>
ウイスキーは大きくは5つの分類に分かれる。
「バーボン」や「シングルモルト」はそこに内包される。



次回はアイリッシュウイスキーを紹介しようかな。